あなたとハッピー 黄金歌謡伝説
レコード大賞名曲列伝 2009.12.18
『収録したものをそのまま流します。』というのは、嬉しいものですね。
勝手に要約しながら、なおかつ、そのままのコメントも書いてみました。
（Thanks Yさん）
♪勝手にしやがれ
早川タケジさんのこと。
当時の衣装や、レコードジャケット、ポスターとか、
あらゆるもの、美術関係はほとんどやっていて。
仮縫いをしながら、加瀬さんと早川くんと、３人でいろんなことを、決めていく。
忙しいからほとんど同時進行でやっていく。
コンセプトが、まだホストクラブがメジャーじゃない時に。
薄黄色、一歩間違ったら、ホスト、みたいな感じがあった。
小物に、ものすごく凝った。
でも、今でもいやなのは、仮縫いの時間が長いこと。
マネキンでやって最後だけ着せてよ、と思うが、
『絶対違うから』って言うので。
『だから、想像力がないんですよね、言うならば』
『本人しか、言えません・・・』（と 垣花アナウンサー）
仮縫いで、２時間半とか３時間とか立っていると、腰が痛くなるんだから。
普通、背広とか仕立てると、５分か１０分で終わります。
でも（早川さんは）『いや、今直しとかないとわからなくなりから』と。
着たまま、
『痛い』とか言いながら。
今は、２時間でやってください、と言う。
『歳なんだから』と言ってますが、それでも結局回数やって、３回くらいやって
のべにしたら同じくらいの時間になるけれど。
パナマ帽
投げてみたい、と思うと言ったら、やめたほうがいい、と早川くんは、言ったのよ。
でも（TVカメラの）カット割りが大体同じようなので、 平歌が終わると、
せまってくるから、何かをする人って、まずいない。
やってみてダメだったらやめるから、と言ってやってみたら、コントロールがよく
カメラに当たるから、見てる人が、お〜っとなる。
別に危険はないんだけど、公開放送の時には、（飛んでいった帽子の）そばにいた
お客さんのところへ、マネージャー（森本さん）が行って
『あの〜、返してください』 ２つくらいしかないから。
加瀬さんの言う事、聞いて、早川くんの言う事、聞いて、
という仲だったから、自分もがんばらないかん、歌う時は一生懸命やる
それ以外にも自分でいろいろアイデアを出そうと思っていた。
人のコンサートに行って、ほとぼりがさめた頃に使えるかな、って。
野音で、誰かがパラシュートを後ろに垂らしているだけで、
もったいないなあ、これに風を送ったらいいのになあ、と。
♪TOKIOの時に 落下傘を出したい、という事になって、
風を送って欲しい、と。
もう、その頃人気があったから、言うことをみんな聞いてくれて。
（注；Julie本人だけでなく、Julieに関することは、なんでもOKの時代でした。
どんなに経費をかけても誰もノーと言わない時代でした）
全員集合の時は、鉄パイプにもうセットされて、出てくる。
あの生地は、そういうところに行くと、売ってるもんなので、はめ込んで
セットされて袖においてある。
『必ず、コマーシャルの後にしか歌えない』
『売れてる時にしかできないことがたくさんある。
で、売れて、今売れてるから、今やってしまえ、って思うことが
いっぱいあるんですよね』
だから、ちょっとね、売れ行きが下がった時にやってもダメなんですよ。
８０年代の後半はずっとそうでした。
年末は、レコード大賞の季節、と言えます。
私にとっても、♪勝手にしやがれ は特別な曲です。
昭和５２年１２月２７日、さらに１２月３１日。
栄光な日々、です。
一生、忘れない日々です。