2012.1.24
さあ、待ちに待ったほとんどThe Tigersの武道館コンサートです。
なんと、２３日午後９時過ぎから冷たい雨が、雪に変わりました。
Tigersとのお別れを惜しむかのような、真っ白い雪、でした。
２４日朝、、雪はやみ、お日様も見えます。
この雪を溶かしてもらって、さあ、武道館へ。
全国津々浦々から、いえ、もしかしたら世界中からファンが集います。
ステージの後ろにもファンを入れる、というJulie.
どんな構成になるのか、楽しみです。
逸る気持ちを落ち着かせながら午前中に、もう一度SONGSを鑑賞。
セットリストは、変わらないと思うものの、もしかしたら、という期待もあったり、
スタンド１階だから、表情を手に取るとうに見ることは不可能だけど、あるであろう
モニターを見ながら・・・かしら、と想像が膨らむ。
アリーナ全体に舞台があって、丸いステージなんてどう？と。
もっともシンプルな形になるのかなあ、
ファンをどっきりさせるのかなあ、
さて、入場すると・・・
なんと、狭い空間が目の前にあった。
と言うのか、ドームの印象が強く、それとの比較で見てしまうので、
想像以上に狭いというのが印象に残り、席についたら、
案外、バックステージの北ブロックのほうが、いいんじゃない？と思うくらい。
舞台に一番近いかも。
舞台の左右上空にスクリーン２枚、あり。
北ブロックに向かっても、裏表だったと思う。
西ブロックの私の席からは、舞台の出入りをするカーテンが見え、
一番早く、出てくるJulie達を確認できた。
５分遅れて
♪GS I Love You がかかった。
場内が暗くなってメンバー登場と同時に凄い歓声が聞こえた。
この瞬間のために１日、待っていたが、開演５分前に動機が激しくなった。
気分が高揚する前にメンバーが揃って、スタートとなった。
３曲。
この瞬間が好きで、通路側の私には舞台？が準備されていて、
そこでのジャンプも思い切りできたので大満足だったし、
わくわく感、ぞくぞく感がましてきた。
ハプニング、その１．
♪モナリザの微笑み
タローのハーモニカでスタートする、はずが、何故かタローが一瞬止まってしまったら
なんとピーが合図を出す。あれ？と思ったらピーが立ってあやまって、再度タローの
ハーモニカで演奏開始。
Julieの話す声が少し、かすれてる？と思った。
始まる前に、みんなで『いつも通りにやろう、と言ったのですが、僕が一番興奮してました』
とJulie.
でもピーが間違ったでしょ？
そのあとがお茶目でしょ、今度から瞳おちゃめに名前を替えたらいい。
トークショーの内容を聞いたら、ピーがタイガースを辞めて、今回の事になるまでの話を１部、
２部は各地のラジオ局のアナウンサーと話し、そのあと、ピー一人で話すという
内容を話すと、Julieは『そういう内容は今、初めて聞いた。（東京では斉藤アンコーさんが
登場する、とわかると）それでアンコーさんが来てたの？知らなかった。
そういえば、Tigersの頃も、僕だけ蚊帳の外、という事があったのを思い出した』と。
過去の不満たらたら・・・全部、冗談ですが、とも。
ピーが中国語で話した後、実は何もわからないので、ピー、訳して、と振り
『武道館で終わってまた武道館に戻ってくるなんて思ってもいなかった。
嬉しかったし、沢田も一番喜んでいる 』
♪Because の後、サリーがギターを置いたので、あ、シローが来る、と思ったら
おぼつかない足取りで白ーの身体をサリーがささえながら登場。
座りハンチングを脱いで頭の上にかざす。
すっかり年を取ったシローがいた。
椅子に座って『１か月前に話をもらった』ととつとつと話し始める。
『１曲って、２曲でもええよ』と言いながら・・・
高い声が出ない、と心配そうに話すシローに対してJulieは
『声、出てたよ』と優しく、シローの耳元で話すJulie.
『武道館でこうして歌う事ができるなんて、Julieのおかげです』と話すシローの言葉に
客席がうるうる。私も泣いていました。
Julieも泣いてました。
♪若葉のころ（ビージーズのナンバー）
サリーにさせられながら退場。
その時『ちょっとサービスして前を通ろう』とステージの前を通りました。
そのあと、サリーの曲、
♪テル・ミー
まさかの曲でびっくり。
その代わり、♪SATISFACTIONがなくて、ピーの♪Justine となりました。
２部
登場の瞬間が一番早くわかって、と言うか、他の人たちは初めてなのか、それとも
出入り口を気にしていないのか、誰も反応しない。
西ブロックの方は、半分は座っていた。
私はメンバー登場と同時に立ってしまった。
♪風は知らない
いや〜、良い曲です。
♪花の首飾り
一番、胸にしみました。どんな気持ちで歌ったのだろう。
♪怒りの鐘を鳴らせ
ピーのドラムといい、サリーの低音といい、まさにTigersの曲、です。
♪青い鳥
今日はタローは泣かずに歌えました。
最高だったのは
♪君だけに愛を
イントロだけで、最高潮。
君だけに〜、で一番最初の黄金の右人差し指が、西ブロックにきた。
歓声がすごかった。
これが、Tigers なのだ。
一番、良かった。
♪誓いの明日
ああ、もう終わってしまう、と思った。時が経つのは、なんでこんなに早いのか。
アンコールでの登場も、Julieの姿がすぐにわかりました。
一人でJulieと叫び、拍手をするのですが、誰もわからず、ステージに登場してはじめて
拍手をしていた。
MCで、僕のやり方が気に入らないから、とかつみが降りた、と発言。
『でも、ぼくは待っています』
みんなやりたいはずだと思う。
ピーは軽やかに舞台の端まで行き、ドラムの椅子へ。
♪シー・シー・シー
上空のTV画面で時々Julieの正面の顔を見て、ピーの顔も見て
あ、と思ったら、こっちを見ている生のJulieを見て。
アンコール３曲が終わって、お別れをしっかりしたのに、
再びの拍手で再度登場、それでも鳴り止まない拍手に
時計を見ながらも『いくぞー』と
♪SATISFACTION
おお、ここでやるから、本編で外したのね。と納得。
良かった〜〜〜〜。
さらに、千秋楽です、関東一本締め、をやって終わりました。
メンバーが退場した後、ピーが残って紙テープを投げますが、客席にうまく届かない。
５本目でなんとか、届いて、満足そうに帰った。なでしこジャパンが優勝トロフィーをもらった瞬間のように。
涙あり、笑いありの楽しいステージだった。
３階てっぺんに立見席。
北西と西の間に死角となるのか席がふさいであり、なおその前にスクリーンあり。
西ブロックには、すわ親治さん、山崎トオルさんがいらしていた。
帰りの九段下の交差点では、役者さんたちのグループにマキノさんが加わっていた。
終わりました。
次の再開を祈ってます。
Julie、ピー、サリー、タロー、
楽しい時間をありがとうございました。
またね〜〜〜〜〜
以下に、横浜のKさんのコンレポを、ご本人の許可の元、載せさせていただきました。
私と同世代の男性です。
４１年前の１月２４日ここ日本武道館で解散コンサートをやった「ザ・タイガース」が再び武道館に。
ジュリー自身も武道館は２１年前の「ジュリーマニア」以来かな？
全方位客を入れて２階席天辺まで入れて立見席まで入った武道館は初めて。
すごかった！ そして、武道館て小さいという事に気が付いた。
いよいよ３８回の本当の最後。
いつもなら北東からステージに上がってくるのに今日は北西から。
あれ？階段じゃないな？と思ったがライブ開始とともに忘れていた。
セットリストはいつも通り、と思っていたら岸部一徳さんがベースを置いてステージ脇へ。
なんと岸部シロー登場。 兄の一徳さんに支えられ。 自分一人では歩けない状態。
顔はやつれ手足がかなり麻痺した状態。 顔色も悪くあまりに変わってしまった姿に驚き。
でもいろいろ喋り「若葉の頃」を歌った。 力はなかったけど声は出ていたよ。
一徳さんに支えられステージから消え車椅子でスロープを降りていきました。
だから、スロープだったんだ。
そして、次は「サティスファクション」のところでサリーが「テル・ミー」を。
あれ、セットリスト変えたね。 やはり、最終公演だったから、と。
セカンドセットはいつも通りだけど武道館マジックが充満。
「シーサイド・バウンド」では後方北側スタンドに向かって３人が踊るお楽しみも。
そして、あの「君だけに愛を」が始まった時、完全に武道館の空気が変わりました。
１０月国際フォーラムで後ろの席まで開放したら「君だけに愛を」の時あちこち向いて
指ささなあかんから大変や、と言っていたジュリー。
北スタンド、北東スタンド、北西スタンドにキチンと１回でしたが「君だけに?」と「黄金の右手」が。
私の周りも盛り上がってました。
「誓いの明日」で本編終わりアンコールへ。
「ラブ・ラブ・ラブ」で武道館を埋め尽くした観客ほぼ全員が右手でＬの字を作り左右に揺れているのは圧巻でした。
４１年前、ザ・タイガースとして最後に演奏した曲がまた改めて武道館に鳴り響く日が来るなんて奇跡です。
席は悪くても今日ここにこうやっていられる事だけでも幸せな事です。
メンバーが引っ込みアンコールを求める声に出てきたが横浜以外はそれで終わりだったのにさすが千秋楽。
このためにセットリストを変えていたのね。 セカンドアンコールの「サティスファクション」に突入。
最後は「関東一本締め」で終わり。 ああ、楽しかった。
今回のツアーの最初と最後を観ることが出来て幸せです。
良い音楽、良い落語は人生を豊かにしてくれるのを再認識。
本当にありがたい事です。感謝、感謝。
武道館への道 2012.1.2
九段下駅からの道のりは、長いです。
『まだ？』って思わないように、してくださいね。
その先にThe Tigers が待っていますから。
座席表を確認ください。