忘却の天才
             In HIROSHIMA                               2002.10.17
1年ぶりの広島郵便貯金ホールでした。
今回、私はある方をご招待しての、いつもと違った状況下でした。
仕事の関係から、1時間近く遅れるということで、そのことも気になるし、という
ちょっと複雑な感情がありました。

会場を見渡したら、1階席左右後ろがずいぶん空いているので、心配をしていました。
でも、Julieは、いつもと変わらず、ハイテンション!!
MCは少なめでしたが、CDは『老後の楽しみ、チャリティでもありません。』と。
新しいアルバムは、さすがに会場は乗り切れていませんでしたが、
おなじみの曲になると一段と拍手も多くなって、後半は最高潮!

遅れてきた連れが、『満員ですね』と言うので、思わず見渡したら1階席がいっぱいでした。
それを見たら、こっちもぞくぞくしてきて、拍手にも、力が入りました。
『反戦歌手』沢田研二(?)と書かれた後半の曲は、歌詞を聴いていると、今まさに
ぴったりとした曲だと感じました。
じっくり歌詞を聴きながら、重みのある歌を歌っていたんだと改めて感心しました。

ただ、歌詞が出てこなかったりしましたが、それもステージを走りまわるJulieの姿を見ると
何も言えませんね。
いつもより多く回ります、みたいに走り回って 袖もに来ていました。
いや〜、あそこまで来てくれるとすごく興奮します。

『コバルトの季節のなかで』は、いつ聴いても涙が溢れてくるのです。
メロディのせいか、歌詞のせいか・・・。
いい曲です。
アンコールが2パターンある、という話も伝わってきていました。
渋谷と同じ『君のきれいのために』と『愛まで待てない』でした。
『君のきれいのために』という言葉使いが好きで、お気に入りの曲なので
私としては、嬉しい限りでした。

やはり耳馴染みのある後半のほうが、燃えていました。
男性客の目立つ会場でしたが、みんな立っての鑑賞でした。
嬉しそうに手拍子をする姿は、見ているこっちまでニコニコしてしまいます。

『また、来てね〜』
『Julieこそ、また来てね〜〜〜〜』と心の中で叫んだのは、いうまでもありませんでした。


感想
46歳の男性:
この方は、見真講堂で、The Tigers を見て以来のJulieだそうで、
懐かしいとおっしゃっていました。特にソロになった頃、バンドを組んでJulieの曲を
演奏していたので、嬉しかったと。歌がうまいとも。
ず〜っと立って見ていらしゃいました。
容姿に関しては、気にならないとのこと。
走りまわるJulieに、凄かった、とびっくりされていましたし、とても楽しかった、と。

そういう感想を聞くと、こちらまで嬉しくなりました。
20代、30代の男性ファンが増えているんです、と話すと
納得されていました。

また、帰りに嬉しいことがありました、というメールが早速届きました。
嬉しくなって、こちらでご紹介します。(Mさん、勝手に書きますね)

アストラムラインで帰る人に20歳くらいの男の子が
『誰のコンサートの帰り?』と聞いていたんだそうです。
Julieよ、と答えたら、
ひとりの男の子がぱっと顔を輝かせて
「エッ!?ジュリー?カッコいいですよね」といって
「勝手にしやがれ」と「TOKIO」を振り付きで歌ったんです。
それを見ていたMさんは、遠くからだったけど思わず拍手をしたそうです。
その男の子はずっと
「ジュリーカッコいいよ!こんどカラオケで歌おう!」と
勝手にしやがれを歌いながら歩いていきました。
降りる時、Mさんが
「お母さんがファンなの?」「いえ、おかあさんはつんくです。」
どこで見たのでしょうね。
とMさんのメールに書いてありました。

こういうファンがどんどん増えてくることが嬉しいです。

家に帰ってすぐに掲示板に書き込みをしたのですが、さすがに訪問者が多かったです。
反応も早く、メールもたくさんいただきました。
コンサートの楽しさを改めて発見しましたというTさん、
そうでしょ?
コンサートのJulieはお勧めなのです。

1度経験するとやめられなくなるのです!