詩集 2018.2.14

かつて。
沢田研二が書いた詩、ということでいろんな雑誌などに掲載されたものがあります。
本当にJulieが書いたものであるかどうかの真偽のほどはわかりかねますが、
そういう、こういう詩もあった、とお読みいただけると嬉しいです。


★
一人ぼっちになりたくて
森の奥までかけてきた
悲しみで濡れた僕の顔
緑の香りがぬぐってくれた

一人ぼっちがうれしくて
今日も来たのさ森のそば
歓びいっぱい僕の顔
泉に写って笑ってるんな心境だったのでしょうね)

一人ぼっちが淋しくて
不思議の森へかけてきた
誰かに優しくされたくて
花にむかって一人ごと

   実筆で掲載

   (どんな心境だったのでしょうね。淋しかったのかな)

★
ジャマスルナ!
ジャマスルナ!
ジャマスルナ!
歌うことを
笑うことを
泣くことを
一人ぼっちをジャマスルナ!

  実筆で掲載

★
地平線のかなたへ
ボクは行きたい
ボクの重たい孤独の影を
脇にかかえて
太陽がいつも沈む
あの地平線のどこかに
ボクは捨ててこよう
ボクの淋しさを
でも、東京の空に
太陽がよみがえると
また僕のもとに戻ってきてしまう
冷たくてやさしいボクの孤独

   (多くのファンに囲まれても、淋しかったのですね)

★思い出

秋の夕暮れ 湖に
楽しい恋のお話を
忘れてしまった
木の葉の小舟
波にゆられて
悲しそう 淋しそう

冬の夕暮れ 湖は
楽しい恋を思い出す
どこから来たの
一羽の白鳥
雪も冷たい
悲しそう 淋しそう

  昭和42年11月10日 研二

   (悲しいとか、淋しいとか、そんな言葉が多いですね)

★貝がらの歌

貝がらは海の涙
きこえるのは愛の歌
あなたに~
「ジュリー」とかいておおくりしましょう

★エンジェルのひとりごと

ぼくは街のエンジェル
ひとりぼっちの迷い児がいたら
そっと近づこう
いいからお歩き おうちが見えるまで
赤いろうそくの輪でその道を照らしてあげよう
きっと街は明るくなる

ぼくは海のエンジェル
恋の痛さに泣く娘がいたら
そっとささやこう
いいからお泣き 涙がかれるまで
青い海のしぶきでその涙をふいてやろう
きっと海は広く広くなる

ぼくは山のエンジェル
歌を忘れたカナリアがいたら
そっと歌おう
いいからお歌い くちびるを震わせて
白い雲の五線紙でその歌を作ってあげよう
きっと山は高く高くなる

★
雲一つない青空の下で
大の字になって昼寝をする
緑のしばふにころがって青い空をじっと見て
一人になった時 こんなことをしてみたい
僕はやっぱり孤独なの?
太陽と二人で話をする
サングラスをかけて・・・
だって太陽がまばゆいんだもん

★ 20才の日に

20本のロウソク
きれいに飾ったテーブル
タメイキが もれてしまうよ
ロウソクの灯まで
タメイキが 燃えているようだ
この灯を僕のタメイキで
消してしまおう

     この小さなユウウツを
     タメイキの心を
     あなたは
     わかってくれるかな 

          ああ

           沢田研二

  (Julieって本当に淋しかったのですね)

★海と少女 沢田研二

少女は海べを走る、走る。
白い素足で、さくさくと砂をふみながら、
“ああ、まるでお母さんみたい”
海は永遠に 少女のお母さん!
乳房のようにわたしを抱いてくれる。

少女は海の色をすくう、すくう。
桜貝の爪で、ほろほろと水を受けながら
“ああ、まるでお父さんみたい”
海は永遠に 少女のお父さん!
碧い海神の涙、たくましく、強く・・・
はがねのようにわたしを叱ってくれる。

みなしごの少女は、きょうもつぶやく
父も母も海の向こうにいってしまったー。
ひとりぼっちの少女。

★

まきばの午後
ぼくらの夢は
はてしなく広がり
ぼくらのくちびるに
愛のうたが生まれる
やがて
まぶしい青空をこえて
あなたの心に
ひびくだろう
ぼくらのハートが
あなたにささげる
まごころの歌が

    ジュリー

★月見草とぼく

だれかを待っている月見草
なにかを待っているぼく
待っている 待っているー
る、る、る、だれもこない
なにも見えない。
待ちぼうけの月見草
待ちぼうけのぼく・・・
風に吹かれ、雲に泳いで
きっとだれか、きっとなにか、
見えるまで

★

海が明るく光るとき
海が明るく波だつとき
僕の心もはずんでる
しあわせのいぶきがするからだ
しあわせの稼ぎが吹くからだ

★ ジュリーのひとりごと

「バカヤロー!」
ぼくは突然叫んでいた。
誰に対してだろう。
ぼく自身にそういってみたのだろうかー。
「バ・カ・ヤ・ロ・オ」
もう一度、口の中でそっとつぶやいてみた
そうしたら急に淋しくなった。
ぼくはひとりぽっち
あ〜 恋をしたいなァ
恋は甘くてやさしい
ピンクの色がー

★

そこに
あなたがいるから
あなただけしかいないから
ぼくは 行きたいのです
でも
見えない扉をかたく閉ざし
ぼくを中には入れてくれません
ぼくの傷だらけの手を
ぼくの哀しそうな眼を見ておくれ
そして早く扉をあけておくれ
ぼくの心は
ぼくの涙で溶けてしまいそう
すぐそこに
あなたがいるのに

★ひとりぽっちの歌

「美千代! 兄さんはおまえのことを
    ひとときも忘れはしないよ
長い間 病床にいるおまえの心を
    いちばんよく知っているのは兄さんだもの
そうだろう 美千代!

ステージのライトの中で
ファンの歓声の中で
痛烈なリズムの中で
    おまえの幸せを願い
兄さんは きょうも そしてあすも
       うたいつづける』

   フジテレビ スタジオにて 沢田研二

★

朝もやを染めて
昇る太陽に
美しく踊ったシルエット
忘れることのない
想い出の夏・・・
その夏がまたやって来た

日焼けした顔が
太陽に向かって笑っている
限りない闘魂が
希望に赤く燃えている

★

この手で
僕の意思で
夢を
きっと
つかんで
  みせる!    Julie

   (実筆で掲載)

★

何のために ぼくらは勉強するのか?
ぼくにはわからない
えらくなるため?
親を喜ばせるため?
ぼくはありのままの自分でいたい!
       沢田研二(中三の時、国語の時間に書いたもの、とか)

★

荒涼とした北国の浜辺に
ひとりの男がすわっている
淋しげな炎のように燃えている
瞳をあげて
はるかに遠く冷たい天空を
みつめる

だてもいない濡れた砂浜
やさしくさそうかける波
男と海だけの対話
男は どんなにかこの「時」をまっていたことか
男の夢が いま静かにひらく

なまり色の北の海が
燃えながらのぼる太陽の
光りある世界に生まれかわる
そして男の世界の生命の朝がくる

     ジュリー

★

かつみ!
とうとう 戻ってこなかったね
君の帰りを待っていたのに
覚えているかい
五人で誓いあったあの日を
わかるかいんs
五匹でじゃれあいはげましあった虎の子のうち
一匹が迷い子になったとき
四匹はどれだけ心配したことか
どうしてもっと心を打ちあけて
相談してくれなかったんだい
仲間じゃないか
でも虎の子はいつまでも泣かないよ
悲しみの中から
雄々しく立ち上がって吼えてやる
その声が 君の耳にとどくまで・・・・

★ 

北国のしずかな街で
南国の海のほとりの明るい町であった少女たち
君たちからおくられた花束がいまも
ボクの心の底で咲いている
ファンレターの間にはさまれた
乾いた花弁も
ボクの�ハートの小箱にしまわれた数々の
思い出といっしょに・・・・

★ 

美千代よ おまえが歩けないなら
その分だけ
兄さんが歩いてやるよそして いろいろな話を
聞かせてあげる

        沢田研二

★雨の中をきみと歩きたい

きみのやさしい肩に手をまわして
それだけでいい
ぼくの頬につたわる
あつい涙を
降りしきる雨滴が
    消してくれるから
闇の奥から
    ぼくをめがけて落ちてくる雨
ぼくの手が
    きみの肩から
        ずり落ちてしまう

★

夢の中で
モナリザに逢った
モナリザは泣いていた
真珠色の涙が
ひとつぶ流れて落ちた
ころころとぼくの足もとまでころがってくる
ボクは凍えた指先でつまむ
「 これ あなたの?
   この涙 あなたにおかえしします」
モナリザは黙っていた
それ以来 ぼくはあずかっているのです
モナリザの涙を

★

鏡の底からぼくをみつめている
もう一人のぼく
おい おまえも淋しいのかい
涙がひとしずく落ちたぞ
でもぼくは悲しくない

鏡の中の大きなぼくの目を
じっと見つめていると
瞳の奥でなにかが光っている
やっぱりぼくも淋しいのかな?

★

 涙のない人は 悲しい人
 悲しい涙は 流しちゃダメ
 嬉しい時に 涙を流そう 
 その涙は 美しい結晶です
 きっと あまーい味がする
         Julie

★

涙は悲しい時!

  いつもひとりぼっち

         Julie

★

ひとりぽっちの淋しさは
浜辺にひとりいる時よりも
大都会の人ごみの中に
孤独の淋しさがある
ぼくは その大都会の
孤独が大好きだ

        Julie

(上記3篇とも実筆で掲載)

★

捨てられた小舟に 夕陽が赤い
おまえはボクの心のようだ
しかし
 ボクの心は まっかに燃えることはない

★ 妹よ

妹よ、いもうとよ
赤いキャンドルに日をうつし、
ドーナッツの腕輪をはめて
おまえはなんの夢を見たのかい
いつまでも、いつまでも消えない
愛の夢だって?
だれのために?
ぼくに、そっと聞かせてほしい。

妹よ、いもうとよ
歯ねの生えた白馬にとびのり
甘いメロディーを口ずさんで
おまえはどこの国へいったのかい
どこまでも、どこまでもひろがる
星の国だって?
だれのために?
ぼくに、そっと見せてほしい。

★ 仔馬のしっぽの女の子

仔馬のしっぽの女の子
ポニーているの女の子
君が笑うと、しっぽがゆれる。
ほら、夕焼け色のりぼんもゆれる。
愛と、夢と、希望がいっぱい。
だから、笑っておくれー
いつまでも いつまでも
ああ、ぼくのポニーテール。

仔馬のしっぽの女の子
ポニーテールの女の子
君が泣くと、しっぽがぬれる。
ほら、夕焼け色のりぼんもゆれる。
雨と涙と悲しみがいっぱい。
だから、泣かないでー
いつまでも、いつまでも
ああ、ぼくのポニーテール。

★

自然の力とは こんなにすごいものなのか
無力に等しい一枚の木の葉が湖水を動かす
僕の心までうごかした一枚の木の葉・・・・
大自然は怪物が・・・・
いや大芸術家なのだ
僕の音楽も木の葉のようになりたい
僕たちの演奏がひとりの心を動かし
大人も子供も日本中の人に
・・・・世界中の人の心を動かしたい
 どうしたら
僕は、一枚の木の葉になれるか・・・・

       沢田研二

★

澄んだ水の上には
ミズスマシが泳いでいる
自由にのびのびと手をいっぱいに広げて

ああ、恋をしたい
愛を知りたい

孤独ー それは一人でいる時の自分への対話

20才の自分のー 昨日となんら変わりない自分に激怒

ーチクショー !

 バカヤロー !

★ ひとりぼっち

ひとりぼっちになりたくて
ボクはそっと目をとじて
だれとも話さない
ひとりぼっちにの淋しさが
逢いにきたのさ ボクだけに
だれにもしられずに・・・・

静かなその中で
ボクはほんとうのボクに

かえれるのさ
ひとりぼっちが大好きさ
悲しい涙流しても
ボクにしかわからない

        研二

★

熱い体が燃える
やがて溶けてしまうだろう
ああなんというエクスタシー
頭の中もハートもからっぽなんだ
いまは、いまは死んでもいいぞ
いったいどうなるんだ  何をしているんだ!
燃えつきる   燃えつきるぞ!
見ろ   見てくれ
オレの体は 炎だあ・・・・・

★ 悲しげな花のお話をあらなに

古風な建築の、ひっそりとしたひだまりに
わびしくふるえていた・・・・・

鳥の声と、乱れおちる午後の美しい光の中に、
薄桃色の花弁を浮かべていた。

     見つめていたのは、ぼく。
          ・・・ぼく、   ひとり。

沈黙した建物と、悲しげなおしゃべりをくりかえす
午後の光と花と・・・・

ぼくは聞いていた。
ひとりだけで、花の涙をそっと唇にふくみながら・・・・
ある七月の午後でした。

       沢田研二

★

血のない人なんて いないでしょう
涙のない人なんて いないでしょう

自分で自分を傷つけている
誰だって そうなんだ

後悔しながら生きている
光りある未来に向かって!

      澤田研二(実筆で掲載)


感想

Julieっていつも孤独、悲しみ、淋しさ を抱えて生きていたのですね。
ココロの叫びを詩に綴っていて
その時の気持ちを思うと、切ないですね。



戻る