libert10

1999.2.1

の歴史・Part10

1988.12月　142号
『ドン・ジョヴァンニ』いよいよ始まりました。
TBS系『料理天国』にもPRのため,出演して自慢のお料理もみせてくれて…。とってもすっぱいものが好きだそうですよ。
－リハーサルを終えて現れた彼は少々疲れ気味に見えた。その彼がソファに深深と身を沈めると｢売れない」を連発した。
｢歌が売れないから芝居の仕事しか、ない｣とまで言い切る。かつてレコードを出すたびに｢一等賞を狙います｣と高らかに宣言したものだ。でも最近、その元気が聞かれない。｢なる可能性がないから言わないだけ。出す以上は売れたほうがいいに決まっている。｣
Julieより後輩の歌手がベストテンを集めたテレビ番組の出演はしないと、“チャート卒業”を宣言した例も。だが彼はあくまでも売れることにこだわってみせる。
歌手は｢人の心をひきつけうれることが大切｣と、ヒットチャート無視を潔しとしない彼も、はや不惑を超えた。
｢あるとき、“サワダはもはやスーパースターじゃなくて、普通のスターだね”と言われてグサリときた｣｢アイドルから始めて30代まで(人気が）続いた人は、僕の前にはほとんどいなかった。ここまで来られたのも、だれもやらないことをやってきたから。だからこそ、これからも奇跡をやっていかなきゃいけない。」
華やかなスター生活の中で感じるであろう孤独感より何より、｢無視されすこと｣が怖いという。コンサートでは、昔の歌を織り交ぜるが数は少ない。
｢現役である以上、今の歌が中心。過去の存在であると、認めることはしたくない。｣
この人の中では、ナイーブさと意思の強さが同居している。;10/13読売家庭経済新聞より
★7/16日比谷野音でのこと。あいにくの雨の中、なんと3000人のファンは傘もささずオープニングから総立ち。・えらそうに仕事をことわってばかりいる。梅田コマで一部お芝居、二部ヒットパレード(ファン：やだー）やったらな、皆も着物着てなあ、いすの上に正座して見たらええのや。でもいやや言うても、幸せです。・こういう会場しんどいから、家族連れでディナーショー(ファン：いやー）という声もある。けど、まだやらない。アッ、皆さんの老後がなあ。 (笑い）本当に長いつきあいになると思いますので…。
・30そこそこは何も考えんと５つも６つも仕事ドバッとできたけど、今はせいぜい２つしかできへん。(やだー）皆も他にする事ができたでしょ？(ないー）いやいや、ない人は気の毒や。時間を大切にさみしくお暮らしください。・40歳いうたら、オジンや、はっきり言うたら。何を食べてもせぐ、身に付くし、食べなければめまいがするし、やばいなあ。
新たな自分のペースを見つけていきたいと思っています。こういう歌を長く続けることで先輩達に恩返しがしたい。
5/8(日）PIT　アンコールの“Vanity　Factory”と“サムライ”を歌ったあと、Julieが一人でステージに現れ、拍手と歓声の中で｢アリガト、ありがと、アリガト、7月に野音で会いましょう｣と繰り返し、それでもファンが納得しないので、あきらめてCo-coloなしで、“True　Blue”を熱唱。

1989.4月　147号
KENJI　SAWADA　ACT　KURT　WEILL
あくまでもディナーショーでなく、食事とステージの場所は違うというスタイルで、全国ツアーのスペシャル版でしょうか？宴会場にいすを並べて500人くらいの客席で…。ハワイツアーでは、ないけれども動員に自信がないので、小さいホールでやるとか。
4/9(日）日本平ホテル　5/8(月）旭川パレスホテル　5/11(木）札幌パークホテル
5/15(月）16(火）盛岡グランドホテル　5/23(火）24(水）沖縄グランドホテル
6/30(金）7/1(土）姫路キャッスルホテル7/8(土）9(日）ホテルニューオータニ鳥取
7/12(水）13(木）大阪ロイヤルホテル　7/14(金)松山全日空ホテル7/22(土）23(日）新潟グランドホテル
7/25(火）26(水）宝ｶﾞ池プリンスホテル7/28(金）30(土）厚木パークホテル7/31(日） 8/1(火）北九州プリンスホテル8/6(日）7(月）名古屋観光ホテル8/12(土）13(日）ニューオータニホテル
5/24　ニューシングル　ｍｕｄａムーダ：海光・横浜アリーナ　6/22．23．24．25．26
海光の10000人市民コーラスに僕のファンがこぞって応募するでしょう。

1989．6月　106号
5/28日本ＴＶ；スーパージョッキー
5/25フジＴＶ；みなさんのおかげです・6/4or6/11クイズカトちゃん1.2.3
NHK;ゆかいにオンステージ5/26or7/　歌謡パレード6/27
テレビ朝日；歌謡びんびんハウス6/4
7/14松山全日空ホテルへ、行くことにしました。
新しいバンドのメンバー；ベース吉田建、ドラム；村上ポンタ秀一、ギター；柴山和彦、キーボード；朝本浩文
10/2(月）TBSライブG・13(金）東京ベイNHK衛生放送(生）後日NHK総合テレビ11/4(土）NHKドラマスペシャル“幸福な市民”21:31 99/02/01

1989.7月　150号

ザ・ベストテンが9月に終わります。
7/14　松山全日空ホテル、アクト・クルオトワイル
小林靖宏ユニット(アコーデオン、ヴァイオリン、クラリネット、コントラバス、パーカッションテナーサックス）がそれぞれ右手から登場。“天国から汽車がやってくる”の流れるなか、会場右の通路っからJulieがトレンチコートを着て登場。場内のざわめきを無視するかのように三文オペラがはじまりました。PM9：00開演のせいか、場内はいつもと違って、中年のカップル、初老の男性グループ(？）が多く、すっかり大人の雰囲気。あのJulieが何をやるのか。そんな中、全てのものを圧倒してJulieが歌いはじめました。ドイツがまだ東西に分断される前のベルリンを舞台に展開されます。
“モリタート・マック・ザ・ナイフ”からすぐに長セリフ…。一人二役でマイクなしのJulieの声が響きわたります。ずっと舞台をやってきて、そうとうきたられた様子です。ある時は歌舞伎役者のように、表情豊かに、またある時はピエロのように、おどけてみせて。みんな固唾を飲んでステージの Julieを見つめます。きたない拡声器を肩にかけて“サムライ”を歌います。客席に背を向けスピーカーだけを客席に向け、また、マイクのスイッチをON　OFFにさかんに切り替えて“ア・ア・ア …”ステージを降りてきてステージすぐ下の通路を歩くなんて、昔なら考えられないことです。
５０分くらい過ぎてようやくJulieのご挨拶。東京グローブ座という大変すばらしい劇場ができてそこで歌手としては、貸してくれないので、知恵を絞ってそれなら、沢田研二ACT・・・とすれば良い。丁度クルトワイルの三文オペラのことを知って、それで行こうと。マスコミ嫌いのJulieのこと、口込みで評判を呼び、全国に持って行きたい。会場はん～ホテルがある、と。
ディナーショーのお誘いが随分前からたくさんあったけれど、全て断ってきた僕としては、会場だけを貸して欲しかったけれど、ホテルとしても美味しいところを取りたいし、ということで食事とコンサートというパターンになりました。
三部構成で、常に流れる“マック・ザ・ナイフ”。ほぼ2時間のステージでした。歌詞以外の長セリフをひとことも間違えず、とうとうと流れるように歌うように聞こえました。
いつもの乗り乗りのコンサートとは違ったけれど、なんとも言えない充実したステージでした。アンコールは“マック・ザ・ナイフ”その後、Julie一人舞台に出てきて万雷の拍手を浴びて満足そうでした。｢歌手というより役者だよなあ」という男性の言葉が耳に残りました。
１天国から汽車がやったくる。２モリタート・マック・ザ・ナイフ　３男はいつも悲しい兵隊
４ヒモ稼業　５サムライ　６海賊の花嫁ジェニー　７サムライの間奏曲　８私は船を待っている
９君をのせて　１０まほろば　１１勝手にしやがれ　１２約束の地へ　１３大いなる眠り、都市よ、Ｋ．Ｓへ　
１４マック・ザ・ナイフ　１５ベルリンの月　１６ロゥリング・シティ　１７ユーカリ・タンゴ　１８天国への囁き　１９時の過ぎゆくままに　２０逃亡者　２１背中まで45分　
アンコール；マック・ザ・ナイフ
とても良い席でした。一番前の真中の通路でした。

ＮＥＸＴ

ＭＥＮＵ

1988.12月　142号	『ドン・ジョヴァンニ』いよいよ始まりました。 TBS系『料理天国』にもPRのため,出演して自慢のお料理もみせてくれて…。とってもすっぱいものが好きだそうですよ。－リハーサルを終えて現れた彼は少々疲れ気味に見えた。その彼がソファに深深と身を沈めると｢売れない」を連発した。｢歌が売れないから芝居の仕事しか、ない｣とまで言い切る。かつてレコードを出すたびに｢一等賞を狙います｣と高らかに宣言したものだ。でも最近、その元気が聞かれない。｢なる可能性がないから言わないだけ。出す以上は売れたほうがいいに決まっている。｣ Julieより後輩の歌手がベストテンを集めたテレビ番組の出演はしないと、“チャート卒業”を宣言した例も。だが彼はあくまでも売れることにこだわってみせる。歌手は｢人の心をひきつけうれることが大切｣と、ヒットチャート無視を潔しとしない彼も、はや不惑を超えた。｢あるとき、“サワダはもはやスーパースターじゃなくて、普通のスターだね”と言われてグサリときた｣｢アイドルから始めて30代まで(人気が）続いた人は、僕の前にはほとんどいなかった。ここまで来られたのも、だれもやらないことをやってきたから。だからこそ、これからも奇跡をやっていかなきゃいけない。」華やかなスター生活の中で感じるであろう孤独感より何より、｢無視されすこと｣が怖いという。コンサートでは、昔の歌を織り交ぜるが数は少ない。｢現役である以上、今の歌が中心。過去の存在であると、認めることはしたくない。｣この人の中では、ナイーブさと意思の強さが同居している。;10/13読売家庭経済新聞より ★7/16日比谷野音でのこと。あいにくの雨の中、なんと3000人のファンは傘もささずオープニングから総立ち。・えらそうに仕事をことわってばかりいる。梅田コマで一部お芝居、二部ヒットパレード(ファン：やだー）やったらな、皆も着物着てなあ、いすの上に正座して見たらええのや。でもいやや言うても、幸せです。・こういう会場しんどいから、家族連れでディナーショー(ファン：いやー）という声もある。けど、まだやらない。アッ、皆さんの老後がなあ。 (笑い）本当に長いつきあいになると思いますので…。・30そこそこは何も考えんと５つも６つも仕事ドバッとできたけど、今はせいぜい２つしかできへん。(やだー）皆も他にする事ができたでしょ？(ないー）いやいや、ない人は気の毒や。時間を大切にさみしくお暮らしください。・40歳いうたら、オジンや、はっきり言うたら。何を食べてもせぐ、身に付くし、食べなければめまいがするし、やばいなあ。新たな自分のペースを見つけていきたいと思っています。こういう歌を長く続けることで先輩達に恩返しがしたい。 5/8(日）PIT　アンコールの“Vanity　Factory”と“サムライ”を歌ったあと、Julieが一人でステージに現れ、拍手と歓声の中で｢アリガト、ありがと、アリガト、7月に野音で会いましょう｣と繰り返し、それでもファンが納得しないので、あきらめてCo-coloなしで、“True　Blue”を熱唱。
1989.4月　147号	KENJI　SAWADA　ACT　KURT　WEILL あくまでもディナーショーでなく、食事とステージの場所は違うというスタイルで、全国ツアーのスペシャル版でしょうか？宴会場にいすを並べて500人くらいの客席で…。ハワイツアーでは、ないけれども動員に自信がないので、小さいホールでやるとか。 4/9(日）日本平ホテル　5/8(月）旭川パレスホテル　5/11(木）札幌パークホテル 5/15(月）16(火）盛岡グランドホテル　5/23(火）24(水）沖縄グランドホテル 6/30(金）7/1(土）姫路キャッスルホテル7/8(土）9(日）ホテルニューオータニ鳥取 7/12(水）13(木）大阪ロイヤルホテル　7/14(金)松山全日空ホテル7/22(土）23(日）新潟グランドホテル 7/25(火）26(水）宝ｶﾞ池プリンスホテル7/28(金）30(土）厚木パークホテル7/31(日） 8/1(火）北九州プリンスホテル8/6(日）7(月）名古屋観光ホテル8/12(土）13(日）ニューオータニホテル 5/24　ニューシングル　ｍｕｄａムーダ：海光・横浜アリーナ　6/22．23．24．25．26 海光の10000人市民コーラスに僕のファンがこぞって応募するでしょう。
1989．6月　106号	5/28日本ＴＶ；スーパージョッキー 5/25フジＴＶ；みなさんのおかげです・6/4or6/11クイズカトちゃん1.2.3 NHK;ゆかいにオンステージ5/26or7/　歌謡パレード6/27 テレビ朝日；歌謡びんびんハウス6/4 7/14松山全日空ホテルへ、行くことにしました。新しいバンドのメンバー；ベース吉田建、ドラム；村上ポンタ秀一、ギター；柴山和彦、キーボード；朝本浩文 10/2(月）TBSライブG・13(金）東京ベイNHK衛生放送(生）後日NHK総合テレビ11/4(土）NHKドラマスペシャル“幸福な市民”21:31 99/02/01
1989.7月　150号	ザ・ベストテンが9月に終わります。 7/14　松山全日空ホテル、アクト・クルオトワイル小林靖宏ユニット(アコーデオン、ヴァイオリン、クラリネット、コントラバス、パーカッションテナーサックス）がそれぞれ右手から登場。“天国から汽車がやってくる”の流れるなか、会場右の通路っからJulieがトレンチコートを着て登場。場内のざわめきを無視するかのように三文オペラがはじまりました。PM9：00開演のせいか、場内はいつもと違って、中年のカップル、初老の男性グループ(？）が多く、すっかり大人の雰囲気。あのJulieが何をやるのか。そんな中、全てのものを圧倒してJulieが歌いはじめました。ドイツがまだ東西に分断される前のベルリンを舞台に展開されます。 “モリタート・マック・ザ・ナイフ”からすぐに長セリフ…。一人二役でマイクなしのJulieの声が響きわたります。ずっと舞台をやってきて、そうとうきたられた様子です。ある時は歌舞伎役者のように、表情豊かに、またある時はピエロのように、おどけてみせて。みんな固唾を飲んでステージの Julieを見つめます。きたない拡声器を肩にかけて“サムライ”を歌います。客席に背を向けスピーカーだけを客席に向け、また、マイクのスイッチをON　OFFにさかんに切り替えて“ア・ア・ア …”ステージを降りてきてステージすぐ下の通路を歩くなんて、昔なら考えられないことです。５０分くらい過ぎてようやくJulieのご挨拶。東京グローブ座という大変すばらしい劇場ができてそこで歌手としては、貸してくれないので、知恵を絞ってそれなら、沢田研二ACT・・・とすれば良い。丁度クルトワイルの三文オペラのことを知って、それで行こうと。マスコミ嫌いのJulieのこと、口込みで評判を呼び、全国に持って行きたい。会場はん～ホテルがある、と。ディナーショーのお誘いが随分前からたくさんあったけれど、全て断ってきた僕としては、会場だけを貸して欲しかったけれど、ホテルとしても美味しいところを取りたいし、ということで食事とコンサートというパターンになりました。三部構成で、常に流れる“マック・ザ・ナイフ”。ほぼ2時間のステージでした。歌詞以外の長セリフをひとことも間違えず、とうとうと流れるように歌うように聞こえました。いつもの乗り乗りのコンサートとは違ったけれど、なんとも言えない充実したステージでした。アンコールは“マック・ザ・ナイフ”その後、Julie一人舞台に出てきて万雷の拍手を浴びて満足そうでした。｢歌手というより役者だよなあ」という男性の言葉が耳に残りました。１天国から汽車がやったくる。２モリタート・マック・ザ・ナイフ　３男はいつも悲しい兵隊４ヒモ稼業　５サムライ　６海賊の花嫁ジェニー　７サムライの間奏曲　８私は船を待っている９君をのせて　１０まほろば　１１勝手にしやがれ　１２約束の地へ　１３大いなる眠り、都市よ、Ｋ．Ｓへ　１４マック・ザ・ナイフ　１５ベルリンの月　１６ロゥリング・シティ　１７ユーカリ・タンゴ　１８天国への囁き　１９時の過ぎゆくままに　２０逃亡者　２１背中まで45分　アンコール；マック・ザ・ナイフとても良い席でした。一番前の真中の通路でした。