の歴史・Part18

1993.8月 197号	“胸を打つ国民的歌手の孤独”7/6朝日新聞より； あの国民的オペラ歌手・藤原義江を描く『漂泊者のアリア』を見た。沢田研二の藤原をはじめ、配役 の豪華さ。それに実名であばかれる主人公の女性関係など、興味津々の物語も出るが、何より胸打たれ たのは、世界に突き抜けた大物ピエロめいた孤独な生きざまだった。 原作は、藤原義江の一生を 描く古川薫の直木賞受賞文学。栗山民也の演出で、東京はＮＨＫホール回間２０周年記念作品として 上演（6/27−7/2）、大阪フェスティバルホール同３５周年記念（7/9−7/11）として上演する。 　藤原（沢田）は、九州の貧しい芸者（吉行和子）と英国商社の幹部との間に生まれた孤児だった。 「青い目の子」といじめられ、もてあました母に転々と他家へ預けられる幼年期。そして新国劇から 浅草オペラへ転身する青年期……。前半は、修業時代の話だ。芸大出の歌手が幅をきかせる浅草 オペラの中で、型破りの魅力でのし上がっていく藤原。 栗山演出は、昔の舞台(美術・妹尾河童） を入念に再現しつつ、当時のプリマで最初の妻となった安藤文子(順みつき）との出会いや別れを、 興味深く描き出す。戦前、父の支援で欧州修業に出た藤原は、ロンドン駐在の若き外交官・吉田茂( 藤木孝）と出会い、スターへの糸口をつかむ。後半は、華族出身の第二の妻・あき子(風吹ジュン） との、婚前の不倫騒ぎ。戦後のプリマ砂原美智子(鮫島有美子）との初老の恋……と、何とも多彩 な色模様だ。 「西洋」をおそれ、「西洋」にあこがれる日本の大衆の求めるまま、寂しがり屋の 「日本人」をおおい隠し、キザなまでにバタ臭く歌い続けた藤原。終盤になって、この大物歌手に 同情がわいた。沢田の軽妙な演技と、♪荒城の月♪の歌唱がいい。 ★潮音・風音（7/16　読売新聞 より）ジュリーの通知表 大河ドラマ「琉球の風」は、視聴率が低かったようだが、地方から歴史を見る視点が新鮮だった。 出演者に歌手出身者の俳優が多く、尚寧王を演じた沢田研二さんもその一人である。 口数は少ないが、 誠実な人柄で、これｈ沢田研二さん自身の実像に近いと思った。その後は、タイガース時代や、その後 ソロのシンガーとして斬新なコスチュームで活躍したジュリーのイメージとは、重ならない。 彼に注目したのは、映画『男はつらいよ』で、動物園の飼育係の青年を演じた時からだ。無口で 善良な好青年が、観覧車の中で愛を告白するシーンを見て、山田洋次監督は、さすがに俳優の持ち味を 引き出すのがうまい、と感心した覚えがある。 今回の役柄も彼のこのイメージの延長戦上において 見れば、まったく違和感がなかった。歌手としてはもちろん、俳優としての活躍も期待できるのは うれしいことだ。 その沢田さんは、中学三年生の頃の「通知表」の内容を、「学習成績証明書」の 形で公表している。(『我が名は、ジュリー』)。　当時一般的だった五段階の相対評価で、社会、 保健体育、英語などの科目が５、そして４がほぼ半々となっている。1948年生まれのベビー・ブーム の世代、私立中学へ進学する生徒も少なかった頃の中学三年生として、これはなかなかの好成績で ある。しかも彼は野球部でも活躍していた。 唯一３のついた教科がある。それは音楽であった。 後にレコード大賞を受賞したほどの歌手でも、中学時代にはこんな評価をされていた。だが、これに よって自分の能力をきめつけなかったとことろに、その後の彼がある。(井ノ口　淳三＝追手門学院 大学教授・教育学） 大急ぎで『我が名は、ジュリー』を引っ張り出して確認しました。 国語４、社会５、数学４、理科４、音楽３、美術４、保健体育５、技術家庭４、外国語(英語）５ (昭和39年3月14日卒業） ★戻る
1993.9月 198号	ジュリーのトークショー、台風の影響で、翌日は朝雨 でした。当日、広島グランドホテルの営業企画の方に 会報をジュリーに渡してくださるようにお願いしました。『お迎えも、お見送りもできない年齢に なってしまいました。』というメッセージを付けて。；何も考えずステージに立ったというジュリー。 『駅や空港に来てほしくない』旨のお話がありましたが、ん？と思って聞いておりました。ジュリーも デビューしてから太ったりしていろいろ変わったように、ファンもジュリーとの関係を、それなりに 変えなきゃと思っていましたので、うれしいことばでした。 先日オンエアーされた『驚き桃の木、 20世紀』のＧＳ特集には、ご立腹のご様子。タローがゲストっていうのも気にいらなかったみたいだし、 (それならジュリーが出ればいいのに）“タローの日記を読んでも仕方ないでしょ？”ですって。 かつみはタイガースを辞めてヨーロッパへ行ったのに、タイガース・メモリアル・クラブ・バンドで ソロをとってることに対しても…。“僕は今、♪花の首飾り♪なんて、歌えませんよ”と。タイガース はあのメンバーでなければ…。ピーが出てこないのだからもう、あの時点で終わっているんですよね。 選挙のことや、ごみ捨ての話がジュリーの口から出るとは、思ってもみませんでした。このたびの 選挙で生まれてはじめて投票に行ったジュリー、それなりに役目をはたしたと、思っているんでしょうね、 きっと。 ♪REALLY　LOVE　YA♪11/7発売。沢田研二コンサート； 11/19(金)秦野市文化会館　11/25(木)大宮ソニック・シティー　11/28(日)愛知厚生年金会館 11/29(月)京都会館　11/30(火)調布グリーンホール　12/4(土)松戸森のホール　12/7(火)坂戸文化会館 12/8(水)小平市民会館　12/10(金)勝田市文化会館　12/17(金)札幌市民会館 ★戻る
1993.8月 199号	♪REALLY　LOVE　YA♪11/7発売。 幻の恋；詞・高野寛　曲・高野寛、憂鬱なパルス；森雪之丞、佐橋佳之,　夜明けに溶けても；朝水 彼方、佐橋佳之、AFTER　MATH；沢田研二、Saki＆Matsuzaki,そのキスが欲しい；朝水彼方、Saki＆Matsuzaki DONT　SAY　IT；森雪之丞、高橋一路、勝利者のVictor；沢田研二、中川進、あなたを想う以外には； 朝水彼方、中川進、Come　on!!Come　on!!；秋間経夫、秋間経夫、ファンキースペースマン；森若香織、 森若香織 ニューシングル♪そのキスが欲しい♪10/20発売！ コンサート；’94　1/5〜1/7渋谷公会堂、1/9福岡市民会館、1/10宮崎市民会館、1/22伊勢崎文化会館 2/1、2大阪フェスティバルホール 9/10NHK衛星放送で『漂泊者のアリア』オンエアー。*若乃花の 大関昇進披露パーティーに、ジュリーは２人で出席したようです。 読売新聞・日曜版より；田中隆三(俳優)…田中裕子の弟。8年前、寅さんシリーズのロケで伊豆 七島に来て、海釣りファンに。3年前、移り住むようになった。大阪生まれで、北海道育ち、実家は 現在横浜。仕事のときだけ、単身赴任。実姉の田中裕子もしばしば、来島しては、うらやましがって いるという。(ジュリーも一緒かな？）隆三さんは、八丈島生まれの長男(二歳)と３人暮らし。 ★戻る
1993.11月 200号	200号を記念してパーっとやろうかと思っていましたが、9月後半から体調を崩し、10/4〜10/22 19日間入院していました。血流障害でした。 ★戻る
1993.12月 201号	最近テレビ・ラジオ欄で沢田研二の名前をよく目に します。FM（NHK）の“ひるの歌謡曲”で、３日連続。wowwow“ヒルコ妖怪ハンター”、BS�Uで アニメ“宇宙戦艦ヤマト”が放映されました。；ひるの歌謡曲・１日目；シーサイド・バウンド、 許されない愛、あなただけでいい、あなたへの愛、危険なふたり、勝手にしやがれ、時の過ぎゆく ままに、2日目；カサブランカ・ダンディー、ラブ〜抱きしめたい、あなたに今夜はワインをふりかけ、 TOKIO、ストリッパー、麗人、おまえにチェックイン、Darling、背中まで４５分、3日目；涙が 満月をくもらせる、Spleen−6月の風にゆれて、Don’t　be　afraid　to　love、アローン、太陽の ひとりごと、Come　on!!Come　on!!、あなたを想う意外には、幻の恋、そのキスが欲しい ★戻る

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