曲名はカタカナで表示してあり、原曲のタイトルとは違うこともありますが、
笑って許してね。
‘70ザ・タイガースフェア浅草国際劇場；
この日はJulieのお誕生日をかねて、メンバーから祝福と励ましの言葉が
贈られました。 第五部《ザ・ワイルドワンズと共に》 ニューACB６月２０日;
Julieのお誕生日６月２５日 TBSにて；
この日は公開録画がありました。本番の始まる前に何か手違いがあったらしく、口をとがらせて
プリプリしてディレクターになだめられていたときのJuieの表情がとても可愛らしくTVでは絶対に
見ることのできないJulieが魅力的でした。本番が終わり、今撮り終えた録画を、大勢のファンに
囲まれて見ているJulie。真剣な顔のJulie、自分の間違ったところを見て笑っていたJulie。
その表情の一つ一つがたまらなく魅力的でした。他のメンバーはスタジオを出て行ったのに、Julieは
最後まで残り、参加したファン達に
『どうも、ありがとうございました』とお礼を言ってスタジオを
出て行ったJulieに感心してしまいました。
★スクラップ 沢田研二君と私とはこれが初めての番組のおつきあいですから、いわば見合い結婚です。
それもJulieなんて呼ばれている人ですから、国際結婚。これは随分風俗習慣が違うんじゃないかと、
最初は相当心配でした。ところが、これが思い切って日本人的な人なんです。グループサウンズ、
タイガースのアイドルとしてのJulie、タイガースのJulieとしてのほかに、沢田研二をいう本当に
代表的な日本人がいるって感じです。何しろ、食べ物もコーヒーなんて大嫌いだし、空手は
強いし、本人は嫌がるけど和服がとても似合うし、驚いたのは、雨の日なんか大きな番傘を持って
くるほどなんですから。だから日本の民謡などを歌わせると、素晴らしくうまい。
殺陣などやらせると本当に水際立っている。こんな沢田君の
新しい魅力を出来るだけ出していきたいというのが、女房役の私の目算です。礼儀正しさ、
几帳面なこと、誠実さ、そんな日本人の美点が沢田研二というタレントを支えているということを
知って、今ほれ直しているところです。（TBSテレビ制作局プロデューサー）
6/14 報知新聞
しかし、やはりヤマは終景のJulie。
♪ハート・ブレイーカー♪を歌い終わった沢田が興奮のあまりオーケストラ
ボックスのわきにうずくまると、そのままころげ落ちた。満場総立ち。青ざめたファンが立ち上がりエプロン
につめかける騒ぎとなったが、幸いけがはなく、『ああ、痛かった』という沢田の声にひと安心する
一幕もあった。
NO. 10
昭和４５年７月１５日発行
★ラブラブショー フジＴＶ６月２日
ラブラブショーのJulieファン代表としてJFCの４名が出演することになりました。ゲストの林家三平、
犬塚弘、渡辺美佐さん等。本番後、吉村真理さん達と談笑しながら出てくるJulieに、『差し上げる
物があるのですが…』と声をかけました。『はい』と、返事をしながらみんなが待っているほうへ、
足を運んでくださいました。黒のスーツにエナメルの黒い靴。
『私達会員でお誕生日プレゼントを差し上げたいのですが、６月２８日のメイツのステージでよろしいですか？』
少し間を置いてから『え〜、メイツでも良いんですが、僕２５日は、TBSに１日中いるんですよ。
宜しかったら、いらしてください。』とのこと。『何時からがよろしいですか？』『午後からでしたら
いつでも良いですよ。』というお返事をいただきました。
第一部《ヒットヒットタイガース》
のオープニング。♪君だけに愛を♪、
♪花の首飾り♪、♪僕のマリー♪、
♪雨のレクイエム♪、♪銀河のロマンス♪、
♪忘れかけた子守唄♪、♪モナリザの微笑♪
♪シーサイドバウンド♪、
第二部《ロック・パロディ》シローと
鳥塚くんとの珍妙なコンビが美しいハーモニーを聞かせてくれたり軽妙なやりとりで、笑いを誘います。
タイガース、ワンズの混成チームの演奏は、２つのグループに分かれて、
♪ヘルプ♪、
♪モンキーズのテーマ♪等。
舞台がパ〜ッと明るくなって♪恋のチャンス♪のメロディに乗ってJulie一人
登場。カンカン帽にステッキ姿で踊りながら出てきます。その後、タイガース、ワンズ全員も登場。
Julieも加わり、オズモンドブラザーズの♪ちっちゃな恋人♪をみんなで歌いました。
第三部は、ロックパイロット。
第四部《プレゼントコーナー》初日のサリーからタロー、ピー、シロー
とあってきょうは、沢田研二デー。その直前に国際劇場の支配人からメンバー全員に功績を称える
美しい楯が贈られて満場の拍手を浴びました。プレゼントコーナーといっても、こんな大勢の中から
一人だけ選ばれて（座席ナンバーの抽選）出るのですから、その子に対する羨望の眼差しは、大変な
もの。それもきょうは、Julieの日なのですから…。プレゼントの品は♪LP*Julie♪
とタイガースTシャツでした。
ピーの言葉、『僕は昔、バラの花はあまり好きでなかった。とげがあるし…。でもいつか
そのバラの花を求めて部屋に飾ってみると、その美しい優雅さと、いつまでも長持ちするそんなバラが
とても好きになった…』バラの花にたとえてJulieに対する現在の心境を語りたかったのでしょう。
『言い忘れたけど、バラの花はJulieのようです』に、Julieの表情は、はにかんだ様な照れたような
とっても可愛いJulieでした。
サリーの言葉『ファニーズ結成の頃から上京して合宿生活に入った頃のJulieは、一日に一言
しゃべれば、良いくらい無口であって、今こうして大勢のファンの皆様の前で堂々と話す事が
できるようになるなんて思いもしなかった。そんなJulieになってくれた事は僕達も本当に嬉しい。
Julieも昔の事を忘れずにこれからも力を合わせてタイガースと共に歩んで欲しい。沢田おめでとう…』
Julieの挨拶『僕ももう22歳…、大人です。自分ではもう大人のつもりではいたものの、
以前は子供っぽい面があって短気で、皆様にも随分、誤解を受けたりメンバーにも迷惑をかけたり
してきましたが、これからは、《短気は損気》という言葉通り、短気は25日を期に直すように努力します。』
第六部《トップ・オブ・タイガース》
黒の衣装、Julieとピーの上着丈は短い、サリー、タロー、シローの三人は腰まである上着丈。
Julieの細い腰に太いベルト、太い幾何学模様のタイ。
ピーの♪ロック・アラウンド・ロック♪、Julieはドラム。
タロー、サリーの♪ドック・オブ・ベイ♪、
シローの♪思い出を胸に♪、
迫力のある
Julieの♪エニバディ・アンサー♪。
新曲の♪散りゆく青春♪と♪素晴らしい旅行♪
♪都会♪、ラストナンバー♪ラブラブラブ♪
お誕生日当日に生ステージがないので、この日が
一足早いバースデーパーティー。ファンの人達の協力で大きなハート型のケーキが用意され、そのケーキに
２２本のろうそくが立てられ,ピーとタローによってろうそくに火が燈されました。場内に拍手が
わき、シローを先頭に
♪ハッピーバースデー♪をみんなで合唱。Juliehaとても感激した模様。
『今まで振り返ってみて僕は子供だった様に思います。そしてこれからは、
いい意味での大人になりたい。そしていつまでも若くありたいし皆さんいつまでも、《Julieは
可愛いわね》なんて思っていてくださいね。本当にどうもありがとう。それから２８日のメイツでは、
もう気を使ってバースデーなんて開かなくて結構ですから…。』ステージに積まれたプレゼントを
引き上げるのに楽屋と３往復。
♪君だけに愛を♪
♪エニバディー・アンサー♪と♪ハート・ブレイカー♪
はたまらなく素敵でした。ニューACBのステージは奥行きが狭くそこから落ちてしまうのではないか、
と思われろくらい陶酔して歌っていました。
TBSの化粧室のドアがぱあっと開き『あ、Julieだ』
とこころで叫ぶ声に快く答えてくださるかの様に『ああ、こんにちは』と歩きながらの挨拶。
いつでも素顔のJulieはなんとなく物憂い様な…落ち着いて静かな方なのに、この日のすごく元気よく快い
Julieにびっくりしてしまいました。みんな揃って『おめでとうございます』
『ああ、わざわざきょうはどうも…。』
いつもながらの礼儀正しいJulie。茶系統のスーツに茶のネクタイを結びながら
優しい笑顔で接してくださいました。『これ会員の皆さんからのプレゼントなんですよ』
『わざわざどうも、ありがとうございます』ほんの短い時間でしたが、
Julieの瞳に優しい暖かさを感じました。（会員のみなさんの参加で、欧州風スタンド、インド製の花台、
寄せ書きをプレゼントしました）
6/1読売新聞；『現場もひとこと＝鴨下信一』
視聴者の皆さんに喜んでいただける楽しい番組を作るコツといったら、《結婚生活》をうまくやる
コツと似ているといえましょうか。ディレクターの私達と、主演のタレントさんとが助け助けられ
苦楽を共にするのですから。連続番組を製作するとなると、私達と主役のタレントさんとのつきあう
時間は、この《虹のお祭り広場》(木曜日午後９時）で１週間に本番の日が大体９時間、リハーサルや
録音、打ち合わせやらで5〜６時間、ひょっとすると本物の女房、子供を会っている時間より多い位ですから。
お互いの気心が知れ合ってなかったら、決して良い番組は作れるものじゃありません。
浅草国際劇場の《‘70ザ・タイガースフェア》が１３日、幕を開けた。客席は、相変わらず
少女ファンで一杯。『Julie,Julie』『キャ〜』という金きり声が国際の大きな天井にこだまして
凄まじい。グループサウンズの危機などとささやかれている昨今だがファン達はただJulieの顔を
自分の方に向けさせる努力で精一杯。手を振りハンカチを広げ。《危機》の声などどこ吹く風だ。
ショーは全部で６景。新しいタイガースを目指すとあって、今度はザ・ワイルドワンズ、ロック
パイロットが助演。♪僕のマリー♪などのヒット曲の後、ワイルドワンズ
のメンバーと混成チームを組んで道化の舞台。Julieがミック・ジャガースタイルで
ローリングステーンズを歌ったり、鳥塚茂樹と組んだシローが金髪のカツラにスカート姿で
♪白い色は恋人の色♪をデュエット、また全員カンカン帽にステッキ
姿、オズモンド・ブラザーズばりのスタイルで歌うなど一風変わった演出と舞台を見せた。