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広島郵便貯金ホール

来タルベキ素敵 来タルベキ素敵

11月4日: 来タルベキ素敵

前の日の夕方に見た明日の運勢、つまり4日の運勢が全部丸で大喜びしていました。あ、Julieだと 叫んでおりました。

6時に仕事場を出て、アストラムライン(通称アトム)に乗ったとたん、私の小さな心臓がばくばく してきました。あ〜、どうしよう…。 10分くらいに着いたゆうちょは、客入れが始まったばかりでした。 並んでいる人が多いので、ちょっと安心。1階はほぼ満員、2階にもちらほら人影が。一昨年よりも 去年よりも増えている客席でした。

5分遅れでスタートしたコンサート、いつもながら、Julie登場と同時にスタンディングで、 最後までほとんど、この状態でした。 ♪A・C・B♪から、私は爆走状態。一人跳ねていました。 というのも、私の前の席が2人男性で、背が高く、座っていてはJulieが見えないという環境 だったからです。Julieを見るのに、この2人の背中をよけながら、でした。 でも、なんだかこの2人の間に愛のVラインが引かれたようにポッカリと空き、 Julieが右側に来るたびに、 私のまっすぐ前にJulieの全身が見えるのでした。

♪ねじれた祈り♪・ ♪月からの秋波♪・♪確信♪ 良いな〜と思ったのは、 ♪ベンチャーサーフ♪でした。 ♪凡庸がいいな♪
♪ブルーバード・ブルーバード♪の時、 勘違い光線をばんばん浴びたような気がしています。6列目でしたが、 本当にJulieが見てくれたような素敵な勘違いが…。

♪アルシオネ♪の時、 ふと天井を見上げた私は不覚にも涙が止まらなくなりました。歌詞じゃないと思うのです、 メロディーなのかな。う〜ん、泣いてしまいました。続いての ♪遠い夜明け♪、 これにも反応してしまい私はもうぼろぼろに泣いていました。

なんでだろうな〜。色々浮かんじゃったのです、あの瞬間に。 もしかしたら自分なりに20世紀を振り返っていたのかもしれません。 たくさんJulieのことを書いたよね〜、一人になってからも我ながらがんばってきたよね〜、 と思ううちに涙が止まらなくなってしまったのです。Julieに見られたかも?
その昔、つらい気持ちを 抱えて、広島にある平和祈念聖堂に一歩足を踏み入れた時、パイプオルガンの音が耳に飛び込んで きたことがありました。その瞬間、涙が出てきたのと、同じ状況でした。

♪猛毒の蜜♪・♪マッサラ♪・♪無事でありますよう♪ ・衣装替えして登場した♪キューバな女♪ 評判のコミカル・ソング(?) ♪キューバな女♪は想像していたのとは 違ったみたいです。 ちょっと残念。(どんな想像をしていたんだか)それともあの感じがすでにそうなのかしら? ♪everyday Joe♪
泣くのだったら、 ♪孤高のピアニスト♪ ♪あなたでよかった♪だろうと予想していた にもかかわらず、この2曲は平気でした。

♪来タルベキ素敵♪、これは思った以上に迫力があり、手拍子をしながら 聴くことができず、身じろぎひとつせずに、聞き入っていました。 すごい迫力と声量でした。う〜んJulie、うまい。

♪ゼロになれ♪・♪海に還るべき・だろう♪・ ♪生きてる実感♪・♪この空を見てたら♪・♪君のキレイのために♪

会場の雰囲気としては、新しいアルバムで予習(?)をしていない人が多い ような感じで、重いノリではあったような気がしましたが ♪君のキレイのために♪ ♪世紀の片恋♪くらいから場内が 一気に沸騰点に近づいたようでした。

腕を高く上げて手拍子をする、というパターンを繰り返していたら、 Julieがよく来てくれました。さすがに40分もやっていたら、腕が痛くて、 Julieが左側に行ったときは、休もうとするのに、すぐに戻ってくるもの だから、全く手を抜くことができませんでした…。 ふ〜。縦ノリも、途中から手抜きしましたが、最後はあと5曲、持つのかしら? という不安もなんのその、Julieの顔を見れば、またまた燃えてしまった 私がいるのでした。

さあ〜、アンコール。 思い出の地、広島での ♪勝手にしやがれ♪は、壁ぬりで当時を 思い出し、 ♪君だけに愛を♪では、キャー としっかり30年前に 気持ちだけタイムスリップし(でも声はずいぶん太くなってしまった) ♪TOKIO♪では、よそ見をしながら歩いていたJulieがアンプにぶつかりそうに なったりしました。さて、 ♪ストリッパー♪だ、と思った瞬間なんと ♪時の過ぎゆくままに♪のイントロではありませんか!! えっ?うそ〜。きゃ〜、変わってる〜と思ったのでした。 岡山では ♪ストリッパー♪だったそうで、 広島から変わったとのことでした。

MCで Julieに、 『みなさんずっと立ってて疲れたでしょう。ずっと座ってるのも疲れますが、以外と 疲れは蓄積されるものです。お気をつけてお帰りください。』と言われました。 そうなのよね〜、バラードで座れるかも、と期待した私がバカでした。 飛び散るJulieの汗を見ていると、こちらとしては座ってなんていられないのです。 久しぶりに水芸も披露してくれたし、なんだか良かったな〜。

コンサートがはねて、もう私はくたくたでした。 あしたは何曜日?と考えなきゃいけないくらいめちゃくちゃ状態。 何かに捕まっていなくちゃ、ならないくらいでした。 足元は重く、ふらふらでした。 Julieはすごい! 27曲をあのスピードで歌い走るなんて…。 52才なのに〜〜〜。

私の20世紀のコンサートはこれでおしまいですが、しっかりと良い思い出を 残してくれました。

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