曲名はカタカナで表示してあり、原曲のタイトルとは違うこともありますが、 笑って許してね。

NO. 6 昭和47年9月15日 発行

★札幌サマーカーニバル 会場が真駒内オリンピックスピードスケート場。朝早くからファンの列が続き、50〜60人のガードマン がそちこちに並んだり、なにせ会場が大きいのでものものしい警備でした。ピンクの背広、白のTシャツ、 ジーンズ姿のJulieがタクシーで到着しました。 渡辺プロのタレントがそれぞれの持ち歌を１〜２曲歌う中でJulieは4曲、衣装を変えての熱演でした。 ♪許されない愛♪水色のスーツ ♪ギブ・ユー・ピース・ア・チャンス♪ ♪ホワット・アイ・セイ♪ピンクの上着、Tシャツ、ジーンズ。この時ピーナッツ とデュエットしたのですが、ロックのこの曲にベテランのピーナッツもJulieに引きずられ通しで、 やはりJulieのフィーリングがさすが、改めて思いました ♪あなただけでいい♪ピンクのスーツ ★8月29日国際劇場・沢田研二ショー 舞台中央に立っていたJulieに気がつかなかった私。真っ白のスーツ。プログラムを見て、 ♪ブルージーンの子守唄♪があるのにちょっとびっくり。 ZOOが引っ込んで場内が暗転したと思うと、エプロンに突然Julieが飛び出してきました。GパンにTシャツ というラフな格好。 ｢皆さんに重大発表があります。(え〜という声に対して）そんな簡単なもんや ないんです。｣男女6人ずつ12人の子供がいるんだそうです。沢子、沢美、沢乃、末子、研一、 研三、研左衛門…。末子ちゃんとJulie、いえパパが踊る時、また末子ちゃんが座っている時、 ｢気になるから｣ってスカートを直したJulie、とても照れくさそうでした。 第６景。シンガーソングライターのコーナー。３つずついすとマイクがセットされました。 ｢ピーナッツを呼ぼうかと思ったんですけど…。｣とこういうことに敏感な ファンをからかいます。 ♪被害妄想♪、ファンからお題をもらって即興的に曲を作ってみるとのこと。 ｢やってやれない事はない、やらずにできるわけがない、ハッチャキ・Julie｣ でした。『サチオ』というお題は難問だったみたいです。 ♪サチオくん…サチオくん、楽屋で聞いているかい♪共演したサチオくんは どんな思いで聞いていたかしら？ ♪今、僕は幸せです♪ 第８景。ヒットパレード。真っ赤なバラを背に ♪あなただけでいい♪・♪許されない愛♪ と続きます。♪スペース・キャプテン♪・ ♪ホワット・アイ・セイ♪・ ♪ギブ・ピース・ア・チャンス♪、そしてフィナーレ ♪ウィズ・アウト・ユー♪。普通なら歌い終わってから『ありがとうございました』と 言うところなのでしょうが、 何も言わないで消えていってしまうという素晴らしい 演出でした。 とても良い席で見たJulieの熱演に涙があふれて、 歌の世界に深く入り込んでいるJulieの姿を目に焼き付けて、国際劇場を後にしました。（kimiko) ☆８月３１日晴海・ヤングフリーバル・ハルミ 晴海での”ミス・ヤング・インターナショナル世界大会”凄い人で仕方なく舞台の袖近くでJulieをまだかまだかと汗を 流しながら待っていました。　50人の女性が出入りする事数回の後、司会の高島忠夫さんのJulieの 登場を告げました。彼女達にもJulieは凄い人気だそうで、先日TVにJulieがピンクのスーツで出演した のを見て以来みんな”ピンクのスーツの彼”と大変だったそうです。 ♪許されない愛♪、どうしたこそでしょう、演奏と歌詞が合わず、Julieは あ〜、という感じでくるっと回って頭をコツンと。歌い終わってから 足取り重く、向こう側の階段を下りていきました。(kimiko) ☆８月梅田コマ劇場・沢田研二ショー ♪君をのせて♪オープニングナンバーでした。 ♪ささやくことももどかしく…♪というJulieが訳詞した ♪ゴッド・ファーザー♪・♪ブルージーンの子守唄♪ ・♪地球は廻るよ♪・♪ジェントル・サラー♪。ステージが 廻りZOOの唄が終わると真っ赤な腹巻をしたやくざ姿のJulieが現れ、関西弁で ｢カッコエエでしょう。わしは何を着ても似合うからねぇ。実は重大な発表が あるんですよ。結婚の話は済んでね、実は僕には子供がいるんです！｣ ｢気がついたら12人も。でも年齢が密集してるでしょ。そうなんですよ。 僕も渡世人やから、あちこちでほれられてね、もててね。その度にやっぱりわしも男やし…、 僕も身に覚えがないこともないしね。気ぃついたら出来とったんやね。女って薄情やね。 ほんま女って薄情よ。強調して言うけどね、子供いらん言いよるねん。『そうか、そういうつもり たったらわいが引き取ったるやんか』言うてね。それで引き取ったんですわ！｣ 子供達とムーミンを歌った後、♪パパと踊ろう♪・ ♪七つの子♪ ♪ママに捧げる唄♪ 井上さん、大野さんがギターを手に登場。 ♪涙♪・♪不良時代♪・ ♪裕也さん♪、お題は”真夜中”・”蛇の目傘”・”もうすぐ２５才”など 毎日違った曲ができました。”真夜中”では、 ♪たまに考えることといえば、土曜日の夜くらいはデイトしたいなあ、おおっぴら に町でも歩いてみたいなあ…♪、”もうすぐ２５才”では、 ♪もうすぐ２５、今は一人、来年は二人♪…。 第２部♪あなただけでいい♪・♪許されない愛♪ ♪スペース・キャプテン♪・ ♪ホワット・アイ・セイ♪・ ♪ギブ・ピース・ア・チャンス♪、そしてフィナーレ。それまで一緒に唄っていたサチオくんもいなくなって 井上グループをバックにJulieが頭をもたげ静かにたたずんでいました。 ♪ウィズ・アウト・ユー♪の前奏が始まっても肩で息をしているかの ようなのに歌になると息切れすわ感じられませんでした。今回の大阪公演で感じたことはファン層が 変わったこと。男の人が堂々と入場し熱心に見ていることと、ファンの年齢がアップしていたこと。 家族連れで楽しむ姿もたくさん見受けられました。