[TOP] [HIROSHIMA] [LIBERTY] [更新] [NOB] [運動会] [年表] [MUSIC] [紅白] [JFC11] [JFC13] [白糸] [掲示板] [LINK] [感想] [あとがき] [おまけ]
2000/6/25


曲名はカタカナで表示してあり、原曲のタイトルとは違うこともありますが、 笑って許してね。

完全に出来ていませんが、丁度お誕生日にあたりますので、急遽ニューACBだけをピックアップしました。
実は、整理していたら、この時のテープが出てきました。私が実際に見たステージでは ありませんが、
JFCの方からいただいたものです。今となっては、お宝ですね。
この他にも、たくさんのラジオやTVのテープがありました。そのうちアップします。


NO. 5
昭和47年7月25日
発行

★ジャズ喫茶だより ニューACB 6月25日 1回目
ハッピーバースデイ Julie! 又めぐってみた1年に1度のこの日。ニューACBは1200名を超えて入場券を 売るのを中止したとのことでした。ようやく席に付くことができました。プレゼントがステージへ どんどん運ばれています。
場内のライトが消えメンバーの方々が一人ずつ登場。白で統一、 白のパンタロンに着物式の打ち合わせになったシースルーのブラウス。並んだプレゼントにちょっと 目を向けて、すぐに♪あなただけでいい♪ 『今日は何の日ですか?』ととぼけます。井上さんとサリーが 24本のろうそくに灯をつけている間、ファンのハッピーバースデーのコーラスが流れます。 24本のろうそくがつき、ライトが消されました。やさしい光の中で両ひざをついてケーキに 近づいていくJulieの顔が、Julieの顔だけが輝いていました。シーンと静まりかえる場内。 そしてフッという音とともにひと息で吹きけされた24本。おめでとう、Julie!
ステージのプレゼントが片付けられて…Julieはここで重大な発表をし始めました。 場内の悲鳴の中、笑いながら『実は…ってこんな事言うたら、信用する…』 と。また、やられてしまいました。去年もこんないじわるをされたのです。

『24歳になりまして別にどうって事ないのですが、やっぱり考える事いうたら …仕事は仕事として一生懸命ず〜と着実にぜいたくさせてもらっているから、これからも頑張って いこうと思っています。それで誕生日やからきょうは言わせてもらいたいんやけど…。 ♪許されない愛♪と共に、最近又冗談でなく人気が出てきたのよ。新しいファンも 増えました。ず〜と昔からの人は僕の気質えも知ってはるやろうし…。変な意味ではなくて例えば フォーリーブスとか野口五郎君とかと同じように見てもろては困ると、そういう事を今日、この場を 借りて言いたいんや。僕はいやなことはイヤやしそれをいつもある人は、お天気屋とか言うけれど、 そうやなくって僕は将来の自分のために今からいろんな事をみんなに言うていきたいし、土壇場になって こうですって言うのは大嫌いやから、いつもいつも、「うるさいばかやろう」「さわるな、ばかやろう」 「髪の毛抜くなばかやろう」。大体昔からのファン気質っていうのか、こういう髪の毛でもうしろから 行って触りたい…そういうのであって欲しうないい訳なんや、僕は。要するにぜいたくなんやろうけれど 僕を一人の歌手としていい意味の芸能人として、タレントとして見て欲しいということなんや。
だからどうせJulieも結婚するやろし、今は一人やしアイドルでいて欲しい。アイドルって意味も 僕はわかるけど、結婚したら私もやめる。自分にいい人ができたらやめようという…。それも 自由やけど、そうではなくてそういう事を超越して…。これは難しい事やけれども、要するに一生懸命 考えているうちにわかってくると思うんや。自分自身でも、だからそのつもりで一つ一つの仕事を 惰性でやるんではなく、その時点で一生懸命良い方向へやっていくつもりやし、又ファンの人達との間 にはね、許しあわないかんのやけど僕はそれをしとうないたちや。今するといかんと思う訳なんや。 近い将来っていうかね。もうちょっとたったらどんなことでも許し合える、そういうファンとの 間柄になれると思うから、今は一生懸命こうやない、こうやない、握手なんか関係ないんや、サイン なんか関係ないんや言うとるわけ。
ファンの人との間で僕が一番ファンの人を大きな目でみなあかんのやけど、僕はそれをわざと せえへん訳や。わざとせえへんっていうとどういう事かっちゅうとな。 自分でもようわからへんけど、ずっと長い目で僕は見て欲しいから今悪いところを全部さらけ出しているわけよ。 年になって段々メッキがはげてくる、だから今のうちにはがしといて、実はそうやなかったんや、 あれは誤解やったんや…やっぱりJulieはええ人やったんや、なんて。 僕は誤解の多い人間やけどねえ。まあいずれ解けるやろって、そういう事で頑張ってますけど。 うまい事言えなかったけど、ともかく一生懸命、嫁さんもろうても子供できても唄っていって、 若々しゅうね、そういう感じでいたいのです。だからみなさんもそういう感じで応援してもらいたい と思います。』

長いお話の後、『皆さんへ僕からのプレゼント曲として』♪ユア・ソング♪ 、リクエストの中から♪ラブ♪♪やすらぎを求めて♪♪ギミーシェルター♪♪スペースキャプテン♪の後、LPのお話。 Julieというと、一人ぽっちというイメージがあるらしいけれど、 ♪涙♪♪淋しくなると♪位が Julieちゃんムードであとはがらっとかわります。それでがっかりした人はさよならやしね。』 9/25発売予定、でも♪涙♪はカットされるだろうと言って、 口ずさんでくれました。 ♪ギブピース・ア・チャンス♪途中で大野さんがハッピーバースデーの 曲に変えてくださり、ファンのコーラスが流れました。 ♪ウィ・オール・ソング・ツゥギャザー♪で1回目は終わりました。

★3回目
先ず♪ウィ・オール・ソング・ツゥギャザー♪でチームワークの よさを見せ、次に久しぶりに♪エブリマザー♪が入りました。去年の ウエスタンで初めて耳にした曲です。新しいレパートリーの♪無情の世界♪。 光ある世界に似かよった素敵な曲です。続いて ♪アイル・ネバー・リーブ・ユー♪アレンジにますます磨きのかかった後半。 ♪ゴーナ・リーブ・ユー♪の様にせりふをも歌とも言い難いJulieの歌い方が 実に効果的なのです。新曲(LP)の説明の後は、LPの中から ♪今僕は幸せです♪♪裕也ちゃん♪の2曲が披露されました。 さらに♪あなただけでいい♪へと続きました。 ♪スペースキャプテン♪♪ウィザウトユー♪ とソフトでもありハードでもある曲が続き、力を振り絞るように♪ハイヤー♪の 激しい曲へ。この曲がラストでしたが、当然のようにアンコールの拍手でした。力を振り絞ったJulie には酷だったかもしれませんが、やはり現れました。その時の歓声!♪ホワット・アイ・セイ♪ を歌いました。ふき出る汗にまみれながら熱唱するJulie。

少女趣味的な言葉かもしれないけれど、 Julieのお誕生日にふさわしい良い日だったと素直に素直にそんな気持ちになれたステージでした。

流れる汗、肌にはりつくブラウスに私はJulieの青春を見た気がします。Julieの歩みは長かったとも、 今始まったばかりとも言えるでしょう。思う存分歌えるJulieは美しい。輝きを放つ星の様に遠い けれど、その光は確かなもの。歌を歌うのが青春ならば、人生ならば、その歌が輝いて見えるのは 当然と言える気がします。これからもご自身の心を歌として素晴らしい人生を歌っていただきたいと 思っています。それができるJulieと信じ、息の長いファンでありたいと願っています。(文責;OKUDA)

★沢田研二ショー 6月13日 三越屋上12時〜1時
鳥塚くんの司会で井上グループの面々が登場。白いシャツにGパン姿。色白で端正な横顔は、照明に 照らされたJulieと又違ったあやしいまでに美しく、太陽より輝いていたJulie。 オープニングはPYGのテーマソング、そして♪スペースキャプテン♪ LPの中から2曲、♪許されない愛♪と続きます。 屋外のため音が割れ、アースの備えもなく井上さんのギターがしばしば感電したり、 Julieの声ものびなかったりしたのですが、後半の♪ウィズアウトユー♪♪あなただけでいい♪から本調子になり乗ってきて満員のファンを魅了してしまった Julie。♪ホワット・アイ・セイ♪では、一般の人達もJulieの熱演に 聞き入るばかりでした。1時間のショーのあと、レコード予約のサイン会があり、なんとなく三越に 利用されているのでは、と思いましたが、『こんな形でレコードを買ってもらいたくない』 と言っていたそうです。サインが欲しくて無理にレコードを買ってもらうのが心苦しかったの でしょう。

青空の下でのJulieには心から満足しました。

★ニューACB 7月2日
この日のJulieを見てまず、びっくり。 お休みだった1日に海へ行ったそうで、シャツのはだけた胸はまっかっか。
アメリカで年3回レコード発売が決まったこと、ショーケンと2人でハワイへ行くこと。8/25にPYGとしての EPが出ること。今年のキャッチフレーズは『一等賞を取って紅白(あかしろ)歌合戦に出よう』とのこと。 ♪あなただけでいい♪♪許されない愛♪どっち を歌おうかとファンに賛否を聞いていたりして。♪許されない愛♪の方が 多かったです。

★札幌ヤングフェスティバル 6月11日 フジフィルム提供
グレーの縦縞の地味なスーツ。雨がぽちぽつきていた円山公園の野外ステージ。ところが、ステージ 開始時刻には晴れ間も見えてきました。ありま双平の司会で佐良直美が20分くらいのステージ、その後 Julieの40分くらいのステージ。@♪君をのせて♪ A♪フィルソーグッド♪B♪スペースキャプテン♪  C♪ギブユー・ピース・ア・チャンス♪D♪あなただけでいい♪ E♪許されない愛♪
フィナーレでは風船を飛ばしてお別れしました。

★ハローパーティ(文化放送)
中高生ばかりの中、白い女もののブラウスを無造作に着て登場。♪許されない愛♪ ♪タンバリンダイス♪♪あなただけでいい♪

★頭の体操 7/29オンエアー
椅子に深く腰掛けてのんびりしすぎるほど考えているかと思うと、急に「はい!はい!はい!」と 人一倍元気よく声を出したり。司会の土居まさるさんが、あぶなかっしそうなJulieの口ぶりを見ながら 盛んに拍手をおくったり、大笑いしたりしていたのも、陰の力になっていたようです。

★日生映写会&ファンの集い
赤と白の大きな横縞のTシャツにGパン、変わったサンダルという姿でした。
ジャズ喫茶で いつも訴えてきているファンと、Julieの在り方など、1時間かけてじっくり話していました。 「こうやって僕が物事に対してはっきり言うには、居間までも僕はこう思うこう 考えていると言ってきても僕の言うことをわかってくれた人がきょうもこんなに集まったんやし、 と考えると結局僕の言ってきた事は決してまちがってない、正しいんやと思うからや」
ほかの人から見れば自己中心的な発言と批判するでしょうが、自分を素直にさらけ出しそれで 良かったらついてくて欲しい、というJulieの真正直な考えは、この世界では貴重な存在であると 思います。